リフォームの流れ PR

挨拶などリフォーム工事前の準備
期間中の現場での確認事項も

ここでの内容

・リフォーム工事の準備として、不要品の処分や近隣への挨拶などがありますので、チェックしましょう。

・工事期間中も見学し、変更がある場合は現場の責任者や営業担当者と確認し、書面を残すようにしましょう。

リフォーム工事の挨拶などの事前準備

契約が終わって、いよいよリフォームの工事が始まります。
工事開始時に準備することをまとめておきます。

工事前の準備

不要品の処分

リフォーム前に部屋にあるものを一度移動させないといけないですし、場合によっては保管場所を借りたり、一時的に引っ越したりしなければいけないので、まずは不要品の処分をしましょう。

長年住んでいると物が増えてきますので、使わないものを思い切って処分しましょう。

粗大ごみは市区町村での回収もありますし、引っ越しの際の不良品を一括で回収してくれる民間の業者もありますので、早めに手配しましょう。

仮住まい・保管場所・引っ越し業者の準備

今住んでいる場所のリフォームをする場合、リフォームする部屋の家具などの物を移動する必要がありますが、家全体など大規模なリフォームになると、一時的に別のところに住む必要も出てきます。

そうなると家具などを一時的に保管する場所や引っ越し業者への依頼も必要になります。

特に引っ越しシーズンの3月は引っ越し業者も予約が埋まってしまいますので、リフォームが決まれば早めの手配が必要です。

各種届出の提出

リフォームに伴い、各種届出が必要な場合がありますので、忘れないように気を付けましょう。

・リフォームするのがマンションなら管理組合への届け出が必要です。

・建築確認申請

リフォームの場合、一般的な木造2階建てまでの住宅であれば申請は不要ですが、鉄筋2階建てや木造3階建てで大規模なリフォームを行う場合や、増築(物置、カーポート増設を含む)の場合は確認申請が必要です。

建築確認申請は、施工業者が行うので、特に施主が何かをすることはありませんが、確認しておきましょう。

・補助金の申請

各自治体にリフォームに対する補助金の制度(「住宅改修事業補助金制度」「リフォーム助成金制度」など)があり、工事の着工前に手続きしないといけませんので、申請する場合は注意が必要です。

対象は「お住いの市区町村のリフォーム業者を使った場合」や、「介護のためのバリアフリー化や省エネリフォームなどに限る」など、各自治体で条件は異なります。

その年度分の予算がなくなり次第終了になりますし、1件あたりの補助額の上限が決まっていたりします。

詳細は「市町村名 リフォーム 補助金」などで調べましょう。

工事予定・駐車場の確認

・水回りが使用できない期間の確認

リフォーム中に一番困るのが水回りが使えない期間ではないでしょうか。

キッチンはシステムキッチンの入れ替えでしたら2~4日間ですみますが、位置や間取りの変更を伴うと2週間から1か月かかる場合もあります。

浴室もユニットバスの入れ替えでしたら3~4日間ほどですが、従来型のタイルの浴室からユニットバスへの変更は1週間ほどかかりますし、場所や間取りの変更が伴うと1か月かかることもあります。

それぞれ短ければ外食やお弁当、銭湯での対応も可能だと思いますが、長期間かかるようでしたらホテルやウィークリーマンションなどへの仮住まいを考えてもいいでしょう。

・業者用駐車場所の確認

出入り業者の駐車場所が足りない場合、業者が近くの駐車スペースを借りるか、道路使用許可を取って路上に留めるかなどの手配をするのか、確認しておきましょう。

路上駐車の予定がある場合は、クレームなど来ないように近所への連絡が必要です。

近隣への挨拶

忘れてはいけないのが近隣への挨拶です。

工事により発生する騒音、ホコリ、においや工事関係者の出入りや関係車両の駐車スペースなどで迷惑をかける可能性があります。

事前にご近所のお宅に伺い、お知らせしておくことで理解してもらい、苦情などのトラブルがないようにしましょう。

不在のお宅もあると思いますので、余裕を持ってリフォームの一週間前位前から行います。

リフォーム業者で案内の文書やタオルなどの粗品を準備してもらい、業者単独で挨拶してもらうこともできますが、出来れば一緒に回るのがいいでしょう。

特にマンションのリフォームの場合、管理組合で近隣住民からの同意書の提出を求められることがあります。

スケジュールが遅れないように早めに準備して、ずっと不在のお宅もあると思いますので、投函できるチラシも準備しましょう。

準備が終われば、いよいよリフォームが始まります。

工事期間中の現場での確認事項

リフォームが始まれば、もう後は業者任せで出来上がりを確認すればいい、というものではありません。

過程を確認することも重要です。

リフォームでは、内部の様子などは仕上がってからでは見ることができませんので、壁や床などを解体する時は、取り払われた時に確認しましょう。

またコンセントの位置の間違いなど、仕上がってから気付いても、直しようのないこともあります。

あまり現場に近づき過ぎると邪魔になりますが、気を付けながら確認するようにしましょう。

職人さんも施主に見られていると、より張り切ってもらえます。

挨拶などのコミュニケーションをとり、気持ちよく進めてもらえるように心がけましょう。

工程が予定通りに進んでいるか、設備や壁紙などの材料も頼んだものが来ているか確認しましょう。

また養生がちゃんとされていて、搬入出する玄関や廊下にも傷や汚れがつかないようになっているかも気を付けてみてみましょう。

気になる点があったら施工している職人さんに直接聞いてみたくなるかもしれませんが、作業中はできるだけ邪魔にならないように、休憩中に聞くようにしましょう。

また職人さんは各工程の担当で、全体的な工程は把握していないので現場監督に確認しましょう。

何より住んでいる家がこれからリフォームする家の内部や変わっていく様を見るのは、リフォームの時しかできないことですし、貴重な体験だと思いますので、できるだけ見学して、楽しんでいただきたいと思います。

リフォームの追加や変更について

リフォームを見学していて、職人さんと話していると、壊してみて内部の状態が予想と違っていたので工事が追加になるとか、イメージと違うなら変更しましょうか、などという工事の追加や変更の話になる時があります。

こういう場合に職人さんとその場で「お願いします」などと決めてしまうのは厳禁です。

全体の工程にもかかわることですし、なんといっても金額が変わってきます。

こちらはサービスでやってもらえるつもりだったのが、最終的にしっかり追加を請求された、というのはリフォームでよくあることです。

職人さんだけではなく現場を監督している責任者がいる場合には確認し、また営業担当者が別にいる場合には価格のことはそちらに確認しましょう。

そして価格が追加になる場合にはいくらになるのか、トラブルを防ぐために口約束ではなく必ず書面で残しましょう。

「工事内容変更合意書」の見本は住宅リフォーム推進協議会にもありますので参考にしてください。

住宅リフォーム推進協議会の工事内容変更合意書

たとえ追加工事がサービスで工事金額に変更がない場合でも、トラブルにならないように工事内容変更合意書をもらっておくようにしましょう。

またスケジュールの変更も、特に仮住まいや物置を借りている人は確認しておいた方がいいでしょう。

仮住まいでのリフォームの場合

在宅でのリフォームであれば、リフォームの進み具合を毎日確認することができると思います。

しかし仮住まいを借りてのリフォームでしたら、気になってもわざわざ現場を見に行っては邪魔になるのでは、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

自分の家のリフォーム現場を見れるのはめったにない機会ですし、時間があればぜひ見学しましょう。

基本的なことは在宅の場合と同じですが、見学をする際は担当者に事前に連絡するようにしましょう。

工程表通りにリフォームは進んでいきますが、資材の搬入予定や工事の進み具合で多少予定が前後したり、順番が変わったりしますので、せっかく見に行っても床の張り替えや壁の塗装を行っていては、内部を見学することが出来ない場合もあります。

担当者がいる時の方が説明が聞けていいでしょう。

リフォームの追加・変更がある場合にもその場で追加の見積を依頼したりすることもできて、話が早いです。

また工事をしていない時に見に行きたいということもあると思いますが、工事期間中は自分の家であっても、勝手に見に行かないようにしましょう。

塗料が乾いていないところを触ってしまったり、仮止めされているところを壊してしまったり、工具も置いてありますので当たったりすると怪我をする可能性もあります。

一人で見に行きたい時も、事前に了承を取って、注意事項がないか聞いておきましょう。

見学に行くタイミングは、休みの都合などはあると思いますが、まず中の設備や壁・床が取り払われてリフォーム部分の解体作業が終わった時点がお勧めです。

床下など隠れていた部分が見えるようになりますので、内部が腐っていないか、元々の設計図から違っていないかなどの確認ができます。

その後は各種資材の搬入など気になる時に行けばいいと思いますし、またちゃんと施工した証拠に工程ごとに写真を撮る業者もいますので、記念も兼ねて同じように工程ごとの写真をお願いしてもいいと思います。

リフォームが終われば、後は引き渡しです。

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